物流会社の教科書31

日本物流開発の教科書

S供給者選定フロー  供給者の検証・評価ポイント

 

供給者選定フロー.jpg

 

    フロー図、赤枠部分がこのフローの中で最も重要とされている事項です。

    即ち、キーポイント、またの名をキーコントロールと呼びます。

 

 

 

 

・供給者選定の流れ

当社に関わる供給者は、大きく三つに分けることができます。

一つは「購買供給者」。これは資材やマテハンなどの物の購買を中心に、

保守・メンテやコンサルティングなど目に見えないサービスの購買も含みます。

二つ目は「配送・発送供給者」。これは傭車や宅配便など、物品の配送・発送を依頼する

供給者となります。三つ目は「外注供給者」。派遣会社や倉庫など、

当社の業務を委託する供給者となります。供給者を選定しなければならない状況になった場合

まずは供給者会社情報を確認し、打合せにのぞみます。その上で見積の提出依頼をし、

幅広い観点から評価をした上で契約・発注という流れを進めていきます。

 

・「供給者評価表」について

供給者の品質は、当社のサービス品質を大きく左右します。

選定の際はもちろんのこと、発注をして受領や実動が発生した後にも「評価」は必要であり、

この精度が最も重要となります。この評価には、次ページの「供給者評価表」を使用します。

評価の項目は24項目あり、「大変良い」から「大変悪い」までの5点満点で評価をします。

1から9までの項目は「初回選定基準項目」であり、契約以前の段階で評価をする

必要があります。10から24までの項目は初回選定基準項目の評価後、原則3カ月以内に

評価を行い、その後は全項目について1年ごとに再評価を行う必要があります。

 

供給者評価表.jpg

 

・重要なのは「供給者の品質を見極める力」

これらの検証・評価は、今後も継続して供給依頼をするかの判断材料となります。

初回選定判断においては対象項目の合計得点が18点以下、

または項目のいずれかに1点(大変悪い)がある場合「不適合」となります。

また継続判断においては全項目の合計得点が59点以下、

または項目のいずれかに1点(大変悪い)がある場合「不適合」となります。

評価にあたっては、社会・経済情勢といった大局的な動向はもちろんのこと、

購買品の瑕疵の発生状況や担当者の対応レベルといった現場視点まで、

幅広い理解が必要となります。それらの理解は「供給者の品質を見極める力」へとつながり、

正しい判断の実現へとつながります。供給者の検証・評価を担当する社員は、

常に「品質を見極める力」を高めることを意識してください。

顧客にとっては当社も「供給者」です。供給者の品質を意識することは、

当社のサービスレベルの向上にもつながる重要な視点なのです。