物流会社の教科書30

日本物流開発の教科書

R作業中事故対応フロー(物損)−1、作業中物損事故発生時のポイント

               

作業中事故対応(物損)フロー.jpg

               

    フロー図、赤枠部分がこのフローの中で最も重要とされている事項です。

    即ち、キーポイント、またの名をキーコントロールと呼びます。

 

 

 

 修理マン.jpg

 

・作業中物損事故への対応フローについて

作業中の物損事故としては、

「バーコードリーダーを落として破損した」

「フォークリフトでぶつかってエレベーターが動かなくなった」

「PCで誤った操作をして機能が使えなくなった」

などの例が挙げられます。

これらの物損事故が起きた場合、事故内容の確認をして

適切な処置判断をすることが

何より重要となります。その上で事故の確認内容に応じて「応急処置」

「メーカーへの問合せ」「修理依頼」などの処置を進めます。

メーカーへの問合せや修理依頼にあたっては、供給者ごとにサポートセンターや保守会社

などの連絡先がありますので、その情報を正しく把握していることが必要となります。

 

・現状確認および処置判断のポイント

 まず確認すべきは、「物損レベル」と「緊急レベル」です。

そのレベルによって、処置判断の選択肢は変わってきます。

「物損レベル」は、そのまま何とか使用できるのか、応急処置をすれば使用できるのか、

修理依頼をしないと使用できないのか、といった判断をします。

また「緊急レベル」は、すぐに応急処置や修理依頼をしないと業務に支障をきたすのか、

後々対応をしても問題ないのか、といった判断をします。ともに様々な機器についての

理解があることはもちろん、その機器を使用する業務の現状や顧客の特性を

理解した上で、バランス感覚のある判断ができることがポイントとなります。

もう一点、処置判断には「費用対効果」の視点も持つ必要があります。

例えば業務に支障がないレベルでなんとか使えるものに、多額の修理代がかかるとすれば、

それは必要のない経費と判断すべきです。「物損レベル」と「緊急レベル」を正しく把握し、

「費用対効果」の視点も持って、バランス感覚のある処置判断をしてください。

 

・作業中の物損事故を起こさないために

当然ながら目指すのは、「作業中の物損事故を起こさないこと」です。

物損事故の原因としては「本人の不注意」を代表に、

「マテハン等の使用ミス」「整頓されていない現場」「作業者への無理な要求」などが

挙げられます。 慣れた作業、慣れた操作にこそ事故は起きやすいものです。

常に使用ルールを守り、注意を払って業務に取り組むようお願いします。