物流会社の教科書29

日本物流開発の教科書

Oピッキングフロー(検品) − 1. ピッキングにおける検品のポイント             

 ピッキングフロー.JPG              

 

  フロー図、赤枠部分がこのフローの中で最も重要とされている事項です。

  即ち、キーポイント、またの名をキーコントロールと呼びます。

 

 

 

 


●ピッキングの流れ

ピッキングで何より大切なのは、正しいものを正しい数量だけ取ってきているか。

そして発送締切時間があるため、いかに効率よく進められるかがポイントになります。

ピッキングの流れは大きく2種類あり、「トータルピッキング」をしてから「個別ピッキング」を

する流れと、最初から「個別ピッキング」をする流れに分かれます。

これは作業効率を考慮して担当者が判断することであり、ピッキング.jpg

作業者はその指示に従って

ピッキングを進めます。ピッキングした物品の検品は、

「バーコードリーダーを使用する場合」と

「目で確認する場合」の2つに分かれます。

検品した物品は梱包をほどこし、

出庫フローへと進めていきます。

 

●ピッキングにおける検品のポイント

このフローでの検品は、「ピッカー」と「チェッカー」によるダブルチェックを進めます。

この検品を正確に行わないとテレコ等が生じてしまいますので、非常に重要なプロセスです。

まず「バーコードリーダーを使用する検品」ですが、

機器の使用方法を正しく理解することはもちろん

使用しながら「おかしいな」と思ったら最初からやり直すことが重要です。

また入庫時につけるバーコードには、貼り間違いもないとは言えません。

バーコードリーダーで検品をする際には100%機械に頼るのではなく、

実際に目で見る意識も不可欠です。

次に「目で確認する場合」ですが、何より重要なのは「物品の種別判断力」です。

間違いやすいのは「数」よりも「種別」です。

顧客がEC事業者の場合は類似品も多く難易度が高くなりますので、

迷ったら担当者に確認するなど特に注意が必要です。

他には検品後はピッキングリストに必ず署名または捺印すること、

瑕疵に気づいた場合は必ず担当者に報告を上げることを徹底してください。

ピッキングミス、検品ミスは、数の少ない時やイレギュラー業務の時に起きやすいものです。

そういう時こそルールを徹底し、業務を行ってください。

 

●検品後の梱包における注意点

個別ピッキングと検品が終わると、物品とともに「ピッキングリスト」、「納品書」、「送り状」が

3つ1セットで発行されます。これらを使用して梱包を進めることになりますが、

ここにもテレコ防止策がありますので理解してください。それは、

「物品と納品書を梱包する前に、先に送り状を段ボール箱に貼りつけておくという工夫」です。

先に梱包をしてしまってからでは、万が一送り状が他のものと入れ替わってしまった場合に、

箱の中身を確認することができないからです。これは当社ならではの工夫ですので、

理解して梱包を進めるよう徹底をお願いします。