物流会社の教科書27

日本物流開発の教科書

 M不備内容対応フロー(検品) − 2. 検品作業のポイント 

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   フロー図、赤枠部分がこのフローの中で最も重要とされている事項です。

  即ち、キーポイント、またの名をキーコントロールと呼びます。

 

 

 

 

 

●検品作業のポイント

ではいかにして、正確さとスピードを両立させるか。

そのポイントはまず、「時間と数量の目標を決める」ことです。

作業をスタートする前に、関わる社員全員共通の数値目標を決めてください。

例えば「30分に100個のペースで検品をする」などの取り決めをし、

常にその数値を意識しながら検品を進めてください。

その上で、「躊躇(ちゅうちょ)なく、間違いなく検品する」ことを意識する必要があります。

それには集中力が必要となります。では集中力を高めるためのポイントは何か。

それは、「物語の背景を理解すること」です。この依頼をされている顧客はどんな顧客なのか。

この物品は何に使用され、どんなエンドユーザーに届くのか。なぜ不適合が発生してしまい、

顧客はどんな想いで依頼をしているのか・・・など、背景を理解した上で取り組む作業と

そうでない作業では、集中力が変わってきます。

担当者は検品にあたる社員と物語の背景をできるかぎり共有し、

全員でモチベーションを高くもって作業に取り組んでください。

 

●不適合品の基準について

検品における不適合品の基準は、完全に顧客見合い、ケースバイケースとなります。

時には「1000個のうち、まだ不良度の低い300個を選別してほしい」といった要望もあり、

その場合は非常に基準のあいまいな検品作業となります。また物品の検品の場合、

「色が薄いもの」や「フタが開きづらい」など、基準の指示があいまいなケースも多々あります。

まず担当者は指示のニュアンスを正しく汲み取り、作業現場での基準を明確にしてください。

その上で作業にあたる社員は勝手な解釈をすることなく、

迷った際は必ず確認をしながら精度を高めていってください。

また一般論としてですが、「顧客が有料で販売する商品」はより高い精度が

求められることも、頭に入れておいてください。

 

●不適合品に対する対応について

不適合品への対応は、まず当社の顧客担当者へ報告することからはじまります。

すみやかに、検品結果を報告してください。担当者は顧客への指示をあおぎ、

「こうしませんか」という提案も含めて結論を明確にしてください。

不適合品の結論とは、「保返移廃のいずれとするか」です。

当社で保管をすることは望ましくありません。すみやかに対処することを心がけてください。

 

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