物流会社の教科書26

日本物流開発の教科書

 M不備内容対応フロー(検品) − 1. 検品にあたってのスタンス

 

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   フロー図、赤枠部分がこのフローの中で最も重要とされている事項です。

  即ち、キーポイント、またの名をキーコントロールと呼びます。

 

 

 

 

 

 

 

●顧客に検品を依頼されるケース

入庫時に瑕疵、不良品、仕様違いなどの不備が見つかると、

顧客の判断で検品を求められることがあります。例えば、1,000個入庫した物品の1つに

不良品を発見した場合、報告を聞いた顧客が他の999個に関して全数検品をしてほしいと

依頼を受けるなどといったケースです。

よってここで言う「検品」とはイレギュラーな業務であり、顧客との当初からの契約内容には

入っていないことがほとんどであることを、まず理解してください。

 

●検品にあたってのスタンス

イレギュラーな業務であるがゆえに、この検品作業は作業工数に対して適切な請求を

することが、なかなか難しいケースがあります。本来であれば見積もりを出し、

了承されてから検品に入るわけですが、現実的には「とりあえずやってよ」という

顧客からの要望で、費用対効果が見えないまま作業を進めざるをえないケースもあります。

一方で当社は、「顧客からの要望にNOと言わない」姿勢を約束しています。

また顧客特性にもよりますが、検品は顧客との信頼関係を深めることにもつながります。

検品にあたっての当社のスタンスは、「‘やる’と決めたら生産性を意識しながら、

徹底的にやる」ということ。例えば針が入った食品がそのままエンドユーザーに届いて

しまったらどうなるのか・・・など、不適合品が削除できなかった場合に発生する問題にまで

想像力を働かせ、「ホスピタリティ」の心をもって検品に取り組んでください。

 

●検品は「正確さ」と「スピード」の両方を追求する

前述のとおり、検品にあたっての当社のスタンスは、

「‘やる’と決めたら生産性を意識しながら、徹底的にやる」ということです。

ここで重要なのは、「生産性」。つまり、「正確さ」と「スピード」のバランスです。

この2つのいずれかを追求することは、実は難しいことではありません。

しかし「不適合品の確実な発見という重要性」と、「必要対効果が見えにくいという現実性」

を考えた場合、正確さとスピードの両方を追求しなければいけないことを理解してください。

 

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