物流会社の教科書25

日本物流開発の教科書

そのJ保返移廃フロー(確認) − 2. 廃棄にあたっての留意点
 

保返廃移フロー.jpg

 

  フロー図、赤枠部分がこのフローの中で最も重要とされている事項です。

  即ち、キーポイント、またの名をキーコントロールと呼びます。

 

 

 

 

●廃棄はなぜ特に注意する必要があるのか

保返移廃の中でも、「廃棄」については特に注意をする必要があります。

それは間違って処分してしまった場合、顧客と当社にとって大変な損害となるからです。

まず最悪なのは、「廃棄しては行けないものを廃棄してしまうこと」です。

これは取り返しがつかない、「顧客財産の滅失」だからです。

また不法投棄が行われた場合、その責任は廃棄者ではなく所有者となるため、

顧客に属することになります。これらのミスは、当然顧客からの信頼喪失につながります。

それは当社の大きな損害であり、廃棄については特に注意が必要なのです。

また廃棄方法が単純ではないことも、注意すべき理由の一つです。

個人情報は必ずシュレッダーで断裁する、産業廃棄物はマニフェストに沿って廃棄する、

リサイクルは細かく分類する、など同じ廃棄でもその物品種別によって方法は様々です。

 

●「個人情報」と「産業廃棄物」の廃棄について

「個人情報」と「産業廃棄物」の廃棄については特に注意が必要です。

それは、法令による規制が存在するからです。

個人情報については「個人情報保護法」、産業廃棄物については

「産業廃棄物処理法」が、関連する法令です。これらの法令に沿った廃棄をしないと、

顧客と当社は大きな損害を被ることになるのです。

産業廃棄物において理解すべきポイントは、「マニフェスト(産業廃棄物管理表)」です。

マニフェストは7枚つづりの伝票になっており、廃棄物の運搬や処分の流れに沿って

渡っていきます。そして産業廃棄物を委託処理する場合は、

マニフェストで管理することが法令により義務付けられているのです。

また産業廃棄物は、処理・処分や、収集・運搬・引渡しにいたるまで、

知事等の認可を受けた者しか行えないことも理解してください。

 

●供給者への対応について

マニフェストは市販されており、廃棄を依頼した供給者が持参するのが通例です。

産業廃棄物の引渡し時には、このマニフェストに正しく情報を記載して

一旦7枚とも供給者に渡します。

供給者は所定欄に署名の上で控えの紙を渡しますので、忘れずに受領してください。

また廃棄を依頼する供給者の選定は、慎重に進める必要があります。

基本的には新たな供給者を増やさずに、すでに当社として実績があり信頼できるところに

依頼をしてください。マニフェスト君.JPG

 

皆さんご存知の

マニフェスト君です。(笑)