物流会社の教科書24

日本物流開発の教科書

そのJ保返移廃フロー(確認) − 1. 保返移廃の確認ポイント

 

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  フロー図、赤枠部分がこのフローの中で最も重要とされている事項です。

  即ち、キーポイント、またの名をキーコントロールと呼びます。

 

 

 

 

●「保返移廃」とはなにか

顧客からの入庫した荷物は様々な理由から全て出庫されるとは限らず、残ることがあります。

この残った荷物の処理方法は、「保存」「返品」「移動」「廃棄」の4つに分かれます。

「保返移廃」とは、この4つをひとまとめにした当社オリジナルの言葉です。

まず「保存」は、将来どうするかが明確になっている状態で、

それまでの間当社の中に一時的に置いておくことです。

次に「返品」は、発送元(顧客または供給者)に返すことです。

そして「移動」は、同業他社など別の場所に移すことです。最後に「廃棄」は、

不要と判断され捨てることです。

 

●保返移廃の判断について

「保返移廃」は、顧客の指示を確認するまで勝手に判断してはいけません。

それまではきっちり保管(保返移廃が決まっていない状態)をしておきます。

ただし保管はあくまでも一時的な状態であり、顧客の判断を仰いで保返移廃をすみやかに

決定する必要があります。

費用をもらうことなく期日の定めのない責任を追い続けることは当社にとってリスクとなります。

また食品のように、賞味期限があるにも関わらず保管が続けば、

それは顧客に損害を与えることにつながります。

自らはたらきかけ、保返移廃の判断を早めに確認するようにしてください。

もう一つ、とても重要なことがあります。

それは、顧客や供給者の間違い等で返送や移動を行う際も、

通常の物品と同様の品質を心がけることです。

絶対に、「関係無い、相手が悪い、余計な手間を・・・」などの気持ちをもってはいけません。

そんな普通のことが、実は同業他社との大きな違いとなっているのです。

 

●確認のポイントと記録について

保返移廃の確認ポイントは、「いつ、何を、いくつ」が基本となります。

その前提として、「同じ顧客の同じ物品でも、

半分は保存で半分は廃棄」ということが往々にしてあることを理解してください。

その理解度を上げるためには顧客特性と物品特性を把握していることがポイントになります。

「勝手に判断してはいけない」というのは前述のとおり鉄則ですが、

一方で「顧客特性と物品特性から想像がつく」ということは、価値となります。

また保返移廃の実行後は、顧客への報告と同時に、「作業工程別チェック表」へ

記録を残すこと忘れないでください。

 

★日本物流開発の日常/2011年10月25日(火) 本社1F

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