物流会社の教科書21

日本物流開発の教科書、

その9“出庫業務フロー”(荷物の引き渡し)・・・2. 地域・便種による特性

 

 出庫業務フロー.jpg            

フロー図、赤枠部分がこのフローの中で最も重要とされている事項です。

即ち、キーポイント、またの名をキーコントロールと呼びます。

 

 

 

 

 

●理解しておくべき地域特性

地域によっては到着日数に違いが出るところがありますので、

荷物の引き渡しについては地域による特性も理解して進める必要があります。

以下に代表的な地域特性をまとめますので、正しく把握してください。(関東発の場合)

 

【北海道】 

・通常の陸便では、翌日到着しない。 
・最北、最東は3日かかる場所もある。 
・航空便でも、翌日到着しない場所がある。

 

【中国・四国】  

・○○便では、翌日到着しない場所がある。
・○○便では、翌日の午前中には到着しない。
・○○便の通常便では、午後到着となる。
・航空便より、○○○便の陸便が早い場合が多い。

 

【九州 /沖縄】

・通常の陸便では、翌日到着しない。
・沖縄  船便は、安いが日にちがかなりかかるため、滅多に利用しない。
・本島以外は中継料がかかる。

 

【離島】  

・○○便では、最寄りの港から船便となるので中継料がかかる。
・○○○便も輸送方法は同じだが、中継料がかからないので圧倒的に安い(郵便も同様)。
・船便は、毎日出港しているとは限らない。

 

【海外】 

・○MSは安く、精度もまずまずだが、地域によっては配達不能箇所がある。
・○HLは高いが精度はよく、○MSが配達できない地区でもほとんど配達ができる。
・○MSは郵○○なので基本現金、当社は後納契約もある。
・地域によってインボイスが必要。

 

 

●理解しておくべき便種特性

便種によっては、到着日数に違いが出るところがあります。

荷物の引き渡しについては、便種による特性も理解して進める必要があります。

以下に代表的な便種特性をまとめますので、正しく把握してください。

※運送会社様のサービスの詳細等を記載(WEBへの掲載はございません。)

 

●なぜこれらの特性を理解しておくべきなのか

これらの地域・便種特性は、「作業データの受領及び確認フロー」でもふれたものです。

しかしこの出庫時にも、あらためて地域や便種の特性を理解している必要があります。

それはこの出庫時が、「最後のチェックの場」であるからです。

前述しましたが、積み間違いを防ぐはずの「出庫カンバン」が間違ってついていたのでは

元も子もありません。正しい出庫カンバンがついているか、間違ってついているか。

その判断をするためには、「この配送要件でこの便種はおかしいのではないか?」などの

疑問を持てる必要があります。万が一出庫カンバンが間違っていたとき、

これらの特性を理解していると、その間違いに気が付くことが出来るのです。

最後の砦である引き渡し時の確認を徹底し、ミスのない出庫を実現してください。