物流会社の教科書M

日本物流開発の教科書、

その8“作業現場フロー”・・・第1回、梱包ポリシー・梱包の常識

 

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 フロー図、赤枠部分がこのフローの中で最も重要とされている事項です。

 即ち、キーポイント、またの名をキーコントロールと呼びます。

 

 

 

●梱包は、「瑕疵なく、無駄なく、美しく」

梱包の目指す姿。それは「無駄なく美しく、エンドユーザーのところに瑕疵なく届く梱包」です。

エンドユーザーにとって重要なのは自分の手元に届く物品であり、

梱包は開けたら廃棄の対象です。

物品には瑕疵がないことを求めており、それは荷主である顧客にとっても同様です。

輸送中に中の物品に瑕疵を生じさせないために、

適切な梱包資材と梱包方法を選定・実行することが必要です。

当社のダンボール梱包は、原則として「スーパークラフトテープ」を使用しています。

これは普通のクラフトテープでははがれてしまう危険性があるためで、

あえて30%以上も割高なスーパークラフトテープを使用しているのです。

しかし慎重になりすぎるがあまり過剰な梱包になってしまうことは、

資材が無駄になるだけでなく エンドユーザーに不快感を与えてしまうことすらあります。

そういう意味では見た目の美しさも、意識すべき大切な要素になってきます。

白い箱に茶のテープを使用することは、基本的にありません。「瑕疵なく、無駄なく、美しく」

これを梱包の常識として心がけましょう。

 

●「梱包ポリシー」は顧客ごと、物品ごとに異なる

「梱包ポリシー」とは、その物品を「何で」「どのように」梱包するのかの取り決め。

顧客特性はもちろん、同じ顧客でも物品特性や配送要件によっても異なります。

具体的には緩衝材の材質や量、取り扱い指示や注意を促すラベルを貼るかどうか、

封緘はホッチキス、のり、セロテープ、クラフトテープのどれで止めるのか、

といったことがそれにあたります。

新規顧客の場合は、あらかじめ商談フローや作業データの加工フローで

顧客と話しあい、取り決めておく必要があります。

既存顧客の場合は、すでに先方の梱包ポリシーを理解しているつもりになりがちですが、

新規の物品のときなどは要注意です。

また顧客の担当者によっても考え方が異なる場合がありますので、

必ず再度確認するようにしましょう。

 

 

「作業手順書」または「作業工程別チェック表」に準ずること

個別の「作業手順書」が用意されている業務については、

梱包ポリシーも個別に取り決められ記載されていますので、それに従います。

記載がない、もしくは個別の作業手順書がない場合には、

事前に確認の上で当社標準の「作業工程別チェック表」に従い、梱包作業を進めてください。